美しい「和」の造形美が特別な存在感を生み出すペンケース
柔らかな鹿革の風合いに、漆柄が魅力の革工芸「印伝」のペンケースです。メイン素材には古くから人々に愛されてきた鹿革を使用。鹿革は軽く、丈夫なだけでなく柔らかな肌触りは、人肌に最も近いとされています。その鹿革に時がたつほど色艶が冴え、光沢に深みが増す「漆」を印伝づくりに取り入れたのが遠祖・上原勇七なのです。「印伝」の最大の魅力に漆により描かれる美しい柄が挙げられます。青海波やとんぼ、亀甲など江戸小紋にもみられる伝統の柄が、「繊細な造形美の枠」を作りだしています。そして、永く愛用することで剥がれゆく「漆」もまた味わい深さを表現します。本体は、持ち歩くのもデスクに置いておくのも邪魔にならない、細身ですっきりとしたつくり。YKK製のファスナーは引手部分が華奢なデザインとなっており、繊細さを損なわない見た目に。職人が生み出した美しい柄が、さりげなく持つ人のこだわりを感じさせる逸品です。甲州に四百年もの長い年月受け継がれる心、その脈々と受け継がれる職人の技と心が生み出す伝統美を手に取って味わっていただけます。
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