【くもぞら】雨の日が楽しみになる傘◆手染め手組み、世界にひとつだけの傘

雨の日のどんよりした雲の下でも
パッと傘を開いた瞬間に笑顔になれるように。

そんな想いで、隅々までこだわって作り上げた傘。
それが、『雨の日が楽しみになる傘』です。

ミツトリヒトギの色鮮やかなデザインと、
卓越した職人さんたちの手によって作りあげられた逸品。
染職人の手で力強く染められることで、
テキスタイルに生命力が宿り、
傘職人の手で1本1本大切に張ることで、
使い心地を追求した傘の形になっています。

一緒に夢を形にしてくださる職人さんを探し始めてから3年近い年月を経て、機能面でもデザイン面でもこだわりの詰まった傘が出来上がりました。


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●生地のこと
東京マイスター知事賞を受賞している”奥田染工場”の職人の手で染め上げられた生地を使っています。
この傘のために、ポリエステルの生地の開発から実施いただきました。人の手で刷られたテキスタイルは、機械染めとは異なり、人の手の温もりを感じられます。
色合いも、「これ！」という絶妙な色。何度もやりとりを重ね、“この色”という色を作ってくださっています。光を受けて色味に濃淡が生まれ、とても綺麗なのです。
その後しっかり防水処理をして、念入りに防水試験をして、生地が完成します。

●傘のこと
傘づくりは、1930年創業で東京都の伝統工芸品にも指定された洋傘を作っている”小宮商店”に。
何度となくお店や工房に訪問し、傘にかける想いを伺い、感動することばかり。
1枚のまっすぐな生地が、裁断・縫製して組み上げられていく様は、魔法を見ているような特別な時間でした。
手にしたときの軽やかさは、まるで何も持っていないかのよう。カーボンファイバーで作られた、軽く使いやすいこだわりの骨組みです。
手にぴったりと吸い付く持ち手の感覚や、雨粒が滴らないように骨の部分に配された当て布など、細部に至るまで徹底的にこだわりぬいて作られています。

●柄のこと
イメージは、『陽のひかりを感じる空と海が融合した世界』。
傘の中央から始まって、まわりを一周回ることでデザインが完成するように描いています。

真ん中の部分は、空であり海。そこに、すいすいと自由に泳ぎ回る魚影。魚影のなかにあるキューブの飴のような鮮やかな色合いは、水溜りに写り込む光や、夜のネオンが雨に滲む”きらきら”。
そのまわりには、雨によって現れる美しい世界を散りばめました。雨が降って川に注ぎこみ海に流れて空へ、そしてまた雨となり…という自然の流れに沿って表現しています。

はじまりは、きらきらと降り注ぐ”しずく”。雨は川に注ぎ込んで、海を作ります。川に射し込む光を受けてゆらゆらと揺らめく”みずくさ”、澄んだ海の浅瀬で”かさのり”がふわりふわりと可愛らしく揺れていて。潮溜まりに取り残された”ひとで”を探しているうちに、空は鮮やかに夕暮れ、次第に満天の星が現れる。砂浜に寝転んで時間を忘れて空を眺めていると、ふいにポツポツと”雨粒”が落ちてきて。慌てて起き上がり、気持ち良く濡れながら歩いていると、その道端には雨粒を蓄えて輝くように咲く大輪の”紫陽花”。朝が近づいてくるころ、どこからともなく鳥たちが飛び立ち、雨が降り止むときを知る。そうして、気付けば太陽の明るい”ひかり”が射し、雨でなんとなくすべて洗い流されてすっきりした気持ちで、昨日までとはまた何か違う今日が始まる。

ちょうど傘をさした時に目の前に広がる世界を楽しんでいただけたら、と思って描き上げました。
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傘を手に持ったときの軽やかさ、
生地全体で受け止める雨の柔らかさ、
雨粒の弾かれる音。

この傘が完成して、言葉だけでなく雨の日が待ち遠しくなりました。
色鮮やかなデザインと手にした瞬間の心地良さで、憂鬱な雨の日が楽しみになる、そんな存在になるようにと願っています。

◆カラーバリエーション◆
【あおぞら】と【くもぞら】の2色で展開しています。
【あおぞら】はこちら↓からお求めください。
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